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MAKOTO NOMURA


BIOGRAPHY



Makoto Nomura Bass Player


野村 誠

1962年 東京生まれ ベーシスト
1970年代後半、フリクション、リザード、ミラーズ、ミスターカイト、S-Kenの5バンドが、六本木S-Kenスタジオを拠点に、その総称として「東京ロッカーズ」の名のもとに活動を始める。それに刺激を受け、1979年 現在、音楽評論家として活躍する小野島大(vocals)、後の午前四時、Junglesに参加する井出裕之(drums)らとCOMPLEXを結成、同年の大晦日に吉祥寺マイナーでデビュー。
1980年5月 海賊艇Kによるコンピレーションアルバム「第三世代」に収録のため、六本木スタジオマグネット(旧S-Ken スタジオ)でのイベント「回天 '80」でライブ・レコーディングするも、海賊艇Kの消滅により発売されず、バンドも1980年10月に解散。

その後、小塚昌由(vocals, guitar)、清水丈(drums)とPABLO PICASSOを結成。
1981年1月 法政大学学生会館大ホールにおける「Garage Gig」でフリクションの前座としてデビューし鮮烈な印象を与え、9月にはヒゴ・ヒロシとの共同プロデュースで「紫外線/Not Movin'」をテレグラフレコードからリリースする。東京ロッカーズの第二世代、第三世代とも言われ、東京のパンク/ニューウェイヴシーンで精力的に活動。
1982年5月には小塚昌由が離脱するが、自らがヴォーカルを担当し、清水丈とベース&ドラムスという構成ながら、斬新でオリジナリティ溢れるサウンドを展開する。
その後、その音楽性をさらに広げるため、1983年4月 榎本浩(guitar, trumpet, pianica and bongos)が参加。自らもアルトサックス、オルガンなども演奏し、ダブやフリージャズ的要素も取り込み、1983年12月にはアルバム「Soft Type」をテレグラフレコードからリリース、その音楽性が高い評価を受ける。
また、同年8月に、新宿ロフトで5日間に渡って行われた、この時期のシーンを総括したイベント「Case of Telegraph/Product 5」に出演、そのライブがテレグラフレコードからリリースされたコンピレーション・アルバム「Case of Telegraph Product 1」に収録される。
1984年2月には、さらなる音楽性の向上のため、ヘンリー(percussion)が参加。
1985年5月 新宿ロフトでラストライブを行い解散、8月にそのライブ盤「Motion Hits/Live!」がテレグラフレコードからリリースされた。
後の1991年4月 Wax Records/徳間ジャパンより「Soft Type」が2枚のシングルを追加しCD化される。

そのサウンドの実験性と自由度を高めるため、PABLO PICASSO解散から1年後の1986年5月に、新宿ロフトでソロ・ユニットPABLOとして活動を再開、1988年まで流動的にメンバーを変えながら活動。同時にライブの企画・プロデュースなども手がける。
このユニットに参加したメンバーは、塚田嗣人(沢村満のMich Live、立花ハジメ、Shi-Shonen、Soft Balletなど)、木原ケンジロ(ばちかぶり、Nubile)、Nao-Ken(Concretes)、セリガノ(Friction)、久野弘恵(あけぼの印)など多岐にわたる。
後に、この音源は2008年、アルバム「Escape/Live 1986-1988」としてRound Wound Recordsよりリリースされる。
1988年夏、単身ニューヨークに渡り、その後、帰国するも長い間音楽活動を休止する。

2009年11月 新宿ロフトでのイベント「Drive to 2010」に、ドラマーの山崎巌(Ghost、Overhang Partyなどに参加)と共に出演、サブタイトルに"New Era/Sound Collage"と題し、新たな音楽性、表現方法を展開した。これを契機に音楽活動を再開する。
2010年6月 PABLO PICASSOのテレグラフレコードから発売されたアルバム1枚、シングル2枚に、未発表ライブ音源を加えた完全版とも言える「types 1981-1985」が、ディスクユニオンによるテレグラフレコードの再発売シリーズ「Telegraph Collection」よりリリースされる。
2011年7月 同シリーズの「Case of Telegraph Product DX」に「Not Movin'」の未発表ライブヴァージョンが収録される。

1988年の活動停止からおよそ26年、2014年7月 あえてエレクトリック・ベースギターだけの単一楽器のみ、一切のオーバーダブ、エフェクトなしで、オリジナリティと創造性を追求したアルバム「The Drawing of R」をRound Wound Recordsからリリース。
2018年12月 前作、「The Drawing of R」と同様のコンセプトにより対になる(Yin&Yang 陰と陽)アルバム「Flat:」をRound Wound Recordsからリリース。

2025年3月 野村誠のベースに、ドラマーとして、Ghost, Overhang Partyなど数々のバンドに参加してきた山﨑巌が、ドラムスに加え、複数の楽器とフィールド・レコーディングを織り込むなど、多重録音による綿密なスタジオワークによるアルバム「IWAO YAMAZAKI & MAKOTO NOMURA/SAFE PLACE」をRound Wound Recordsからリリース。